オーバーホールについて  ~機械式時計だけ?クオーツ時計はしない?~

オーバーホールについて ~機械式時計だけ?クオーツ時計はしない?~

皆様、こんにちは。ISANAならまち店です。

ブログをご覧くださりありがとうございます。

「オーバーホールは機械式時計だけなんじゃないの。」と思っていらっしゃる方はいるのではないでしょうか?実は、数万円のクオーツ時計も数千万円の高級機械式時計でもオーバーホールは同様に必要です。

機械式時計は、ゼンマイの力で歯車が動き、油で摩擦を抑えています。年数が経つと油が乾いたり固まったりし、摩擦が増えてしまう為に精度低下や部品の摩耗の原因になります。

摩耗を放置していると歯車や軸が削れてしまい、修理代が高くなる場合もあります。もちろん摩耗した状況で動いていたとしても精度が安定せずに時刻ズレに繋がってしまうためオーバーホールが必要になります。

クオーツは、電池とICで制御されている為に、電池交換をしていれば壊れるまで大丈夫と思われている方もいらっしゃると思います。

クオーツも機械式と同じく小さな内部モーターや歯車で針を動かしています。そのため、機械式同様オイルの劣化や乾燥による影響は発生してしまいます。乾燥や油が固くなると歯車を動かすのに沢山の電力を使います。その結果、消費電流が高くなり電池の持ちが悪くなります。そしてクオーツの時計で多いのが電池の液漏れにより内部部品や基盤や酷いものだと文字盤にまで腐食しているものがあります。止まったまま長い間放置していると液漏れのリスクが高くなるので早い目の電池交換やオーバーホールをオススメ致します。

そのため、目安として3年から4年に一度のオーバーホールを推奨しております。

何かの記念に自分自身で購入したもの、お祝いで貰ったもの等、お客様にとって様々な思い入れがあるお時計なので、是非長くご愛用頂きたいと考えております。

是非一度、ISANAならまち店にお持ち頂きご相談して頂ければと思います

次回のブログもお楽しみに!!

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