水時計について
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皆様、こんばんは。ISANAならまち店です。
ブログをご覧くださりありがとうございます。
本日は、水時計についてお話致します。
前回、日時計の話を致しました。その次に水時計が発明されました。水時計は、日時計の欠点である天候に左右される点を克服し、夜間でも時間を計測できるようになりました。
仕組みには、滴下式、沈下式、漏刻がございます。
滴下式は、穴あきの容器に水を入れ、そこから水を垂らしていき水位の変化により時刻を計測することができます。
沈下式は、底に穴が開いた小さな鉢に水を満たして水に浮かべ、鉢が沈むまでの時間を計測します。
漏刻は、四段の水槽の上段から順々に水が落ちていき、最下段の水槽に水が溜まります。水の量が増えるに従って浮かべている矢が浮き上がり、矢に付けた目盛を読むことで時刻を把握することができます。
昼夜関わらず天候が雨の時でも穴から抜ける水の量は変わらないため、正確な時間を計測することが可能です。
水時計には、欠点があり水が蒸発したり凍ってしまうことがあり年間を通して安定した時間を計測することができません。また、不純物が穴に詰まってしまうことで水の垂れる量が変動したりすることがあります。
ギリシャでは、紀元前5世紀頃からクレプシドラという水時計が使われるようになりました。当時アテネの裁判中の弁論時間を計測するために使われていたようです。法廷では水時計が欠かせない道具でした。
日本でも、天智天皇が671年に近江大津宮に水時計(漏刻)を設置したことを記念し毎年6月10日に漏刻祭が行われております。
時計の発展を祈願するとともに、時を大切にすることを心に刻みます。
次回のブログもお楽しみに!!