電池の液漏れ ケース①
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皆様、こんにちは。ISANAならまち店です。
ブログをご覧くださりありがとうございます。
本日は、腕時計における電池の液漏れについてお話致します。
皆様、電池交換に行かれた時に交換後スタッフの方から「液漏れがありました」と伝えられたことはありませんか。


上記左画像は液漏れ処理前、右画像は液漏れ処理後
液漏れとはどういった状況下で起こりえることなのでしょうか。
身近にある事例として、暫く使っていなかったリモコンの電池を見たら液漏れしていたことはありませんか。これは、電池として正常な反応をしています。
電池が切れたとしても微量な電気を放電し、その際に水素ガスが発生し電池内の内圧が上昇し、安全弁から水素ガスが放出されます。併せて、アルカリ液が同時に出てくる仕組みになっております。腕時計の電池でも同様の構造になっております。
これは、電池の破裂等を防ぐための構造です。
ただ、液漏れにより内部の金属部品を破損させてしまい、ムーブメントの故障や回路の腐食を引き起こしてしまうことがございます。分解掃除で治る場合もあれば、修理不可になる場合もございます。
液漏れをさせないように電池が切れた場合は、そのままにせず電池交換して頂くのが最善です。
液漏れした電池及び液を素手で触ってはいけません。もし触れてしまった場合は、触れた手で何もせず直ぐに手を洗いましょう。アルカリ液のため、触れた手で目をこすってしまうと失明の恐れもございます。注意しましょう。
電池交換も行っておりますので、是非一度ご来店くださいませ。
次回の投稿もお楽しみに!!!