ケース素材について ~その③~

ケース素材について ~その③~

皆様、こんばんは。ISANAならまち店です。

ブログをご覧くださりありがとうございます。

本日は、時計のケース素材で傷がつきにくいものについてお話致します。

傷がつきにくい素材には、セラミック、カーボン、ザリウムがございます。

セラミックは金属よりも軽量で且つ非常に硬いお素材になります。セラミックは金属ではない為、錆びることも変色することもありません。しかし、衝撃には弱いため扱いには注意が必要です。また、加工するのに高い技術が必要になるため、高額になります。現代では、自動車部品や電子機器、医療材料など様々な分野で使用されています。

 

続いて、カーボンは軽量且つ高硬度を兼ね備えています。カーボンは加工が難しく、割れやすいというデメリットもございます。最近は、フォージドカーボンを使用される時計も多くなっています。フォージドカーボンとは、炭素繊維に樹脂を混ぜ合わせ、高温高圧でプレスすることでできる複合材料になります。通常のカーボンより高い強度と耐久性を保持しています。また、複雑な形状にも成形が可能になっています。見た目は、通常のカーボンとは異なりマーブル模様になっています。

 

最後にザリウムになります。ジルコニウムの合金で、軽量で且つ耐酸性、耐食性を兼ね備えています。変形や摩擦にも強く、美しい輝きをしています。低アレルギー性を持っており医療用メスなどにも使用されています。ジルコニウムを用いているため、とても高価で且つ一般的な製品に用いられることが少ないです。

次回のブログもお楽しみに!

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